松田薬品工業は生まれ変わりました。

民事再生終結のご報告と御礼
平成28年11月16日、弊社は苦渋の決断をもって、松山地方裁判所に民事再生の申立てを行いました。
この原因は、従来の主要取引先である小規模薬局の売上減少に対する対策の遅れに加え、社外コンサルタントが持ち込んだ「医薬品の海外輸出計画」に、旧経営陣が安易にこれを受け入れた結果であり、一切の言い訳は致しません。
これらは、自らが行うべき経営改革を怠り、他人任せの放漫経営を継続した結果であり、永年ご支持いただいたお客様方の信頼を失ったことを重く受け止めると共に、債権者の皆様には伏してお詫びを申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。
さて、本件申立て以降、弊社はまず経営陣を刷新し、若い力を集結して、企業向け販売ルートの開拓や、商品ラインナップの絞込みを行う等の経営改善を断行致しました。
その結果、10年以上に亘って赤字決算であった会社が、奇跡と言われる3期連続の黒字化を果たすこととなりました。
一方、このV字回復の実績を評価いただいた新たな金融機関2行をはじめ、弁護士、税理士のご支援もあり、再生債権の弁済を一日も遅れることなく遂行した結果、令和2年7月8日、弊社は念願の民事再生終結の決定通知書を受けるに至りました。
他方、民事再生法の弁済完了率は15.3%という統計データがございますが、このように極めて困難な再生計画を達成できた理由は、何より弊社が打ち出した経営改善策を信頼いただき、従前同様にお取引をいただいた、全国100社を超えるお取引先様の温かいご支援があったからこそ。
その意味で、弊社は民事再生完了後、創業1年目であることを胸に刻んで、社員一同、皆様にご恩返しをして参る所存です。
どうぞ、皆様には変わらぬご厚情を賜りますよう、衷心よりお願い申し上げます。

松田薬品工業 株式会社
代表取締役 池内 悟
会社概要
会社名 | 松田薬品工業株式会社 |
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所在地 | 〒799-2417 愛媛県松山市才之原甲703番地3 |
電話 | |
FAX | 089-996-5007 |
メールアドレス | |
代表者 | 池内 悟 |
資本金 | 46,800,000円 |
創業 | 明治37年(1904年) |
事業内容 | 一般用医薬品・医薬部外品の卸売り及び販売、衛生用品・健康食品の販売資格・免許 |
資格・免許 | 店舗販売業 |
会社沿革
明治37年 1月 | 「松田博愛堂」を創業。「ヒラミン」等の医薬品製造 開始 |
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昭和18年 9月 | 県下35の製薬会社を松田博愛堂が母体となって、「愛媛製薬 株式会社」を設立 |
昭和37年 7月 | 「松田薬品工業 株式会社」と社名変更 |
昭和39年 2月 | 「ストルピンMカプセル」製造 開始 |
平成29年 7月 | 民事再生 開始 |
平成30年 1月 | 従来個店薬局に加え、企業向け販売ルートを開拓。主力商品の選別を行い、経営の効率化を図る |
11月 | 決算黒字転換 |
令和2年 7月 | 民事再生終結 |
現 在 | 新たな経営陣による経営改革に着手中 |